花巻東高校の佐々木麟太郎さんがスタンフォード大学に合格し進学することが話題になっています。
世界でもトップの大学で超難関大学として知られる名門スタンフォード大学にどうやって合格したのか
ということにも注目が集まっています。合格には大きく3つの条件がありました。
実は、合格の経緯には、スタンフォード大学から佐々木麟太郎さんにオファーがあった。
つまり大学側から選ばれたと、報道されています。
選ばれた理由をまとめてお届けします。
佐々木麟太郎どうやってスタンフォード大学に合格した?
Meet Chiara, a Comparative Literature PhD candidate @StanfordDLCL and our January student spotlight!
— Stanford Vice Provost for Graduate Education (@StanfordVPGE) January 5, 2023
Chiara is also a public writing fellow @stanfordccsre – her work focuses on the effects of social upheavals, such as the COVID-19 pandemic. pic.twitter.com/4uC3DSonrI
Japan's all-time high school home run record holder, Rintaro Sasaki, has signed to play for @StanfordBSB, which will make him eligible for the 2027 @MLBDraft.
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) February 14, 2024
More on the 250-pound slugger, who is from the alma mater of Shohei Ohtani: https://t.co/qrUeKStTcw
佐々木麟太郎さんはどうやってスタンフォード大学に合格したの?
その理由として、報道されている内容のまとめは以下です。
- 【野球の評価】スタンフォード大学側から佐々木麟太郎さんにオファー!スポーツ推薦枠 フルスカラシップ
- 【人間性を評価】
- 【学業を評価】
佐々木麟太郎さんの場合は、実は大学側から選ばれて合格が決まった!ということのようです。
アメリカの大学にはスポーツ推薦枠というのがあり、
スタンフォード大学以外から、少なくとも4校以上打診があったと報道されています。
それだけ注目されていた選手なんですね。
佐々木は1月に、父の洋氏と渡米し、4校を視察したといい、これに羽鳥アナはビックリ。少なくとも4校から入学を打診する誘いがあったということで「情報が出てくれば出てくるほどすごいことなんだなと」とコメント。
デイリー
佐々木麟太郎さんがスタンフォード大学に選ばれ、合格した理由は大きく3つ。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1、野球の評価
佐々木麟太郎が開く道 高校野球→名門スタンフォード大 pic.twitter.com/u2HNSec7kl
— 奈良美智大好き (@zeldalink881009) February 21, 2024
まず、評価されたのが野球の実績。
- 高校通算140本塁打
- 大谷翔平選手と同じ出身校「花巻東高校」
スタンフォード大学は、偏差値80超える超難関大学ですが、スポーツでも名門で野球部も強豪校としても
有名な大学ということで、佐々木麟太郎さんの実績に注目したようです。
スタンフォード大学は、東のハーバード、西のスタンフォードとも称される名門大学で、その野球部も去年まで3年連続でカレッジ・ワールドシリーズに出場。過去には2度の優勝も誇る強豪校です。
テレ朝ニュース
佐々木麟太郎さんは、高校通算140本塁打という、高校野球史上最多となる実績があります。
大谷翔平選手で高校通算56本だったのに対し、コロナ禍で試合数も少なかった時期でもあったにもかかわらず
140本塁打という数字は規格外として評価が特に高かったと言われています。
また、世界的に活躍している大谷翔平選手と出身高校が同じ花巻東高校ということも
期待された要因だったと報道されています。花巻東高校は大谷翔平選手の出身校ということで有名だそうです。
スタンフォード大学野球部の監督は、日本の取材に対して、佐々木麟太郎さんの活躍へ強い期待感を示しています。
そのコメントは以下
米 スタンフォード大学 エスカー監督
テレ朝ニュース
「麟太郎がキャンパスに到着したら歓迎する準備ができています。彼の入学は我々にとって素晴らしい出来事です。(大谷と似て)彼は得点を量産できる選手で、日本での本塁打記録を見ても、ボールを走らせ、パワーと打率を併せ持っているのは明らかです。我々は麟太郎が野球選手としてだけでなく、人として歩む道のりの一部になりたいです」
現在オンラインで開催中のスタンフォード大学 デイヴィッド オスカー 監督の取材。日本のメディアからは学業での懸念もあったが 監督は 佐々木 麟太郎を絶賛。 pic.twitter.com/vxeHqxB1s4
— KUDO (@nytokyowriter) February 16, 2024
優勝から遠ざかっていることから、佐々木麟太郎さんの活躍に期待したのではないか?と報道されています。
米国留学のアスリートを調査している筑波大の松尾博一助教を解説に迎え、佐々木のスタンフォード入学がどれだけすごいことなのかを紹介した。スタンフォードの野球部は全米選手権で過去2回優勝しているが長らく優勝から遠ざかっていることから「間違いなく活躍する選手を連れてくることで、競技的にも全米チャンピオンを目指す、その意気込みがあったのでは」と説明。
gooニュース
異例と言われるフルスカラシップを提案しこれを利用すると報道されています。
また、鈴村准教授は、
— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) February 19, 2024
「毎年スタンフォード大学には、2000人ほど入学するが、奨学金を全額支給されるのは、約5%。アメリカ国籍以外の学生が全額奨学金を支給されるのはかなり異例」だと話しています。 pic.twitter.com/s3i9EpmraV
スタンフォード大学出身のメジャーリーガーは100人を超えている。
スタンフォード大学大学出身のメジャーリーガー
- マイク・ムシーナ
- ジム・ロンボーグ
- ジャック・マクダウェル
- リック・ヘリング
- クリフ・リー
- トミー・エドマン
このことからも、スタンフォード大学が野球でも力を入れている強豪校ということはわかりますね。
100名を超える多くのメジャーリーガーを輩出しているが、本塁打王を獲得した選手は現在いないようです。
少し先になりますが、将来、佐々木麟太郎さんが歴史に名前を残すことになるかもしれませんね。
本塁打王を獲得したスタンフォード大出身の選手はいない。シーズン30本塁打以上も、1996年のエド・スプレイグと2008年のカルロス・クエンティンだけだ。2023年にメジャーリーグでプレーしたスタンフォード大出身の選手では、トミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)の通算53本塁打が最も多い。エドマンのシーズン最多本塁打は、2022年と2023年の13本だ。
2、人間性を評価
米国の名門 #スタンフォード大 への進学が決まった岩手 #花巻東 の #佐々木麟太郎 選手が報道陣の取材に応じました。「一瞬の喜びより一生の喜びを」という意思で決断した――卒業後、野球と学業の文武両道を目指す覚悟や意気込みをにじませました。… pic.twitter.com/qjbBeYMI8q
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) February 20, 2024
佐々木麟太郎さんは、野球の実績だけでなく、性格や人間的な魅力を評価されたと言われています。
スタンフォードには、求める学生像というのがあります。(学業は当たり前です)
その特徴を見ると、これまでの佐々木麟太郎さんの発言からも彼の人間的な魅力や性格は
高く評価されたとわかりますね。
スタンフォード大学の特徴に目を向けてみると、少しヒントが得られそうです。
たとえば:
・起業家精神が旺盛な学生
・知的好奇心に満ちた学生
・チャレンジ精神に富む学生
・独創性に秀でた学生
・発想のスケールが大きな学生
・スポーツに秀でた学生
・他者や環境に優しい学生
・国際的な視野をもつ学生スタンフォード大学のMission Statement(使命)を読むと、
「教育を社会に還元すること」そして「現実の課題を解決すること」の意義が述べられています。
したがって、このような意欲をもつ学生は、より歓迎されるでしょう。
アメリカ留学の相談と進路指導の栄 陽子留学研究所
3、学業を評価
野球の成績だけでは、合格できない名門スタンフォード大学。
学校での成績も当然必要とされています。
学業についてはこちら
その基準についていけると判断されたそうです。
それくらい授業時間以外で勉強が必要となりますが、佐々木麟太郎さんが経営学、経済学、MBA取得にも興味がある
という明確な目標がありますから、心配不要だと思われます。
大学の入試課もこの基準についていけると判断したと公表しています。
エスカー監督は「大学の入試課が佐々木選手の高校での成績も考慮して大学の授業にもついていけると判断しています。さらに性格や人間的な魅力などもあわせて合格にいたった」と話しています。
NHK 岩手Web